2025.06.06

コメ卸大手の利益率500％は本当か？小泉進次郎発言で浮上した“ブラックボックス”問題

shiki-game-ch

「営業利益500％」——この衝撃的な数字が示すのは、米価高騰の裏に潜む“流通の歪み”でした。
5 日、衆院農林水産委員会で小泉進次郎農水相は「社名は言いませんけど、米の大手卸売業者の営業利益は対前年比500％」と発言。流通過程にある“ブラックボックス”へ初めて真正面からメスを入れました。

発言の背景 ― 止まらない米価高騰

2024年秋から続く米5 kg当たり4,200円前後の高値は、2025年春になっても下がらず「来年秋まで続く」との専門家試算も出ています。
異常気象による減収や物流コスト増に加え、JA系統が農家に高い概算金を提示し“高値維持”のインセンティブが働いているとの指摘も。

卸売段階で何が起きているのか

小泉氏は「集荷→卸売→小売」各段階の粗利を調査した結果、特定大手で“500％”という異常値を把握したと示唆。流通の複雑さと情報非公開が価格転嫁の温床になっている──とする問題意識を表明しました。

このタイミングで公表した“意図”を推察

流通透明化法案の地ならし
6月下旬に予定される「主食用米流通適正化法（仮称）」の与党取りまとめを前に、“数字”を提示し世論喚起。立法の後押しを狙った可能性。
備蓄米放出＆減反廃止議論との連動
5月に始まった備蓄米の緊急放出は小売価格抑制に効果が薄く、逆に「誰がもうけているのか」という国民の疑問が高まっていた。自身主導の減反廃止・流通改革パッケージを正当化する材料になり得る。
JA・大手卸への牽制
500％という極端な利益率を示すことで、業界団体の自浄努力を促しつつ交渉カードとして利用。

SNSでの主な反応（傾向別）

反応	代表ツイートの声	概要
企業名を明かせ派	「社名を出さなきゃ意味がない」	透明性を求める声が最多。
改革歓迎派	「とうとうメスを入れたか」	流通改革を評価し、後押し。
数字を疑問視派	「500％はさすがに盛りすぎでは？」	算出根拠を求める冷静な指摘。
ポピュリズム批判派	「またパフォーマンスか？」	“進次郎節”への懐疑も一定数。

全体的には「名前を伏せるなら根拠を示せ」という“半信半疑”が主流で、真偽を巡りX（旧Twitter）と5chが炎上状態です。

今後の焦点

利益構造の可視化
政府は今月中にも卸売業者への報告義務強化と仕入れ・販売価格の開示範囲拡大を検討。
価格転嫁の是正
農家（生産者）と消費者に利益が適正配分される仕組みづくりが不可欠。
業界の自主対応
対象企業が自発的に決算情報を開示できるかが“500％騒動”沈静化のカギ。

まとめ
小泉農水相の“500％”発言は、長年ブラックボックスとされてきた米流通にスポットライトを当てました。法制化目前という絶妙なタイミングで“数字”を示すことで、業界と世論を同時に揺さぶる狙いが透けて見えます。
今後、政府・業界・消費者が**「誰が得をし、誰が負担しているのか」を共有できる透明な市場**を構築できるかが、日本のコメ政策の分水嶺となりそうです。

#500%#小泉進次郎 #社名言いませんけど

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